毎年2月〜3月は確定申告のシーズン。

「所得税はどう計算する?」「控除って何が使える?」「手取りはいくらになる?」

この記事では、確定申告に役立つ税金計算の基礎知識と、便利なツールを紹介します。

確定申告が必要な人

以下に該当する人は、確定申告が必要です。

確定申告が必要なケース

  • 個人事業主・フリーランス
  • 副業収入が20万円超の会社員
  • 年収2,000万円超の会社員
  • 2ヶ所以上から給与を受けている人
  • 不動産収入がある人
  • 株式・FXの利益がある人(特定口座・源泉徴収なしの場合)

確定申告で還付が受けられるケース

  • 医療費控除(年間10万円超の医療費)
  • ふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)
  • 住宅ローン控除(初年度)
  • 年末調整で控除漏れがあった場合
💡 確定申告の期間

毎年2月16日〜3月15日(土日の場合は翌営業日)。還付申告は1月1日から可能です。

所得税の計算

所得税は累進課税で、所得が高いほど税率も高くなります。

所得税の計算式

所得税 = (収入 - 経費 - 各種控除) × 税率 - 控除額

所得税の税率(2026年時点)

課税所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超〜330万円以下 10% 97,500円
330万円超〜695万円以下 20% 427,500円
695万円超〜900万円以下 23% 636,000円
900万円超〜1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超〜4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円
📝 復興特別所得税

所得税額の2.1%が上乗せされます(2037年まで)。

計算例

課税所得400万円の場合

400万円 × 20% - 427,500円 = 372,500円
復興特別所得税:372,500円 × 2.1% = 7,822円
合計:380,322円

消費税の計算

個人事業主の場合、消費税の申告・納付が必要な場合があります。

消費税の課税事業者になる条件

  • 前々年の課税売上高が1,000万円超
  • または、インボイス登録をしている場合

消費税の税率

区分 税率 内訳
標準税率 10% 国税7.8% + 地方税2.2%
軽減税率 8% 国税6.24% + 地方税1.76%

税込価格・税抜価格の計算

税込価格 = 税抜価格 × 1.1(または1.08)
税抜価格 = 税込価格 ÷ 1.1(または1.08)
消費税額 = 税込価格 - 税抜価格

住民税の計算

住民税は、前年の所得をもとに計算され、翌年6月から納付します。

住民税の構成

区分 税率・金額
所得割 課税所得の10%(市区町村6% + 都道府県4%)
均等割 年額約5,000円(自治体により異なる)

計算例

課税所得300万円の場合

所得割:300万円 × 10% = 30万円
均等割:約5,000円
合計:約30.5万円/年(月額約2.5万円)

主な控除一覧

控除を活用することで、税金を減らすことができます。

所得控除

控除名 控除額 対象
基礎控除 最大48万円 全員(所得2,400万円以下)
配偶者控除 最大38万円 配偶者の所得48万円以下
扶養控除 38〜63万円 扶養親族がいる場合
社会保険料控除 全額 健康保険・年金など
生命保険料控除 最大12万円 生命保険・介護保険・年金保険
医療費控除 最大200万円 年間医療費10万円超
ふるさと納税 寄附金-2,000円 自治体への寄附
iDeCo(個人型確定拠出年金) 全額 掛金全額

税額控除

控除名 控除額 対象
住宅ローン控除 残高の0.7% 住宅ローン利用者
配当控除 配当所得の10% 株式配当がある人
⚠️ 所得控除と税額控除の違い

所得控除は「課税所得」を減らし、税額控除は「税金そのもの」を減らします。税額控除の方が節税効果が大きいです。

便利な計算ツール

税金計算は複雑なので、ツールを活用しましょう。

Handy Boxで使えるツール

ツール できること
税金計算 消費税・所得税の計算、税込/税抜変換
ローン計算 住宅ローンの返済額・住宅ローン控除の試算
年齢計算 扶養控除の対象年齢の確認

公式ツール

  • 確定申告書等作成コーナー(国税庁):無料で申告書を作成
  • e-Tax:オンラインで申告・納付
  • ふるさと納税ポータル:寄附金控除の計算

確定申告のコツ

1. 領収書・レシートを整理

  • 月ごとにファイリング
  • クレジットカード明細も保管
  • 電子データでもOK(要バックアップ)

2. 控除を最大限活用

  • ふるさと納税は年末までに
  • iDeCoの限度額を確認
  • 医療費はレシートを集めておく

3. 早めに準備

  • 1月中に書類を集め始める
  • 2月前半に申告を済ませる
  • 還付金は早く申告するほど早く戻る
💡 会計ソフトの活用

freee、マネーフォワード、弥生などの会計ソフトを使うと、日々の記帳から確定申告書の作成まで効率化できます。

📝 ご注意

本記事の情報は一般的な解説を目的としており、税務上のアドバイスではありません。税率・控除制度は法改正により変更される可能性があります。実際の申告・納税に際しては、国税庁の最新情報をご確認いただき、不明な点は税理士等の専門家にご相談ください。

税金を簡単計算

Handy Boxの税金計算ツールなら、消費税の計算、税込/税抜変換が簡単。所得税の概算も確認できます。

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